桃は非常にデリケートな果物です。
袋をかけて丁寧に育てます。

桃の葉は風呂に入れるとアセモや湿疹に効くそうです。食べておいしく、使って役立つ植物なのですね。

すぐに食べきれない場合は、シロップ煮にします。
紅光のお客様でもあるケーキ屋さんのご主人に教えてもらいましたが、白ワインで煮込むと風味・香り共に良く、おいしいです。
皮をむいて、酸に強いホウロウの鍋に並べます。ヒタヒタの白ワインと、砂糖をお好みで加え、ペーパータオルで紙の落し蓋をして煮込みます。

冷凍保存すればけっこう日持ちします。 煮込んだシロップをソーダで割ればおいしいジュースになりますよ。もちろんそのまま氷を入れて飲んでもおいしい。スポンジに打つシロップにしても香りが良いです。

・・・でも、この桃は高いからシロップ煮にするにはもったいないですね。
やはりこんな風に皮をむいてパクりと食べたいものです。

甘さと果実の柔らかさ、ジューシーな汁が口の中に広がってなんとも幸せな気分になります。これほど優しい気分にさせてくれる果物もないだろうな、と思います。

桃の原産地は中国。中国では3000年前から栽培されていたそうです。孫悟空が天界で長生きするために盗んだという話もあります。
桃は冷やしすぎに注意してください。味が落ちます。
桃で一番甘いところはお尻の部分。次が果皮に近い部分。切り分けるときには、縦に切らないと不平等になりますよ。