産地訪問

産地訪問 その1

社長のレポートコーナー

紅光店主、杉山がデジカメ片手に色んなところへ飛び回ります!
2003年からは日帰り社長の旅も世界へ。
・・・紅光のPCには報告しきれない画像がたくさん。かなり無茶な日程で飛び回ってます。

紅光商品の産地報告から杉山ファミリーの旅行記まで。
多彩な内容でお届けしまーす。


社長の山梨県笛吹市春日居 桃の選果場見学の旅 (2007年8月5日に行ってきました!)

社長とスタッフ白鳥の宮崎県児湯郡&宮崎市へ完熟マンゴー見学の旅 (2007年4月29日に行ってきました!)

社長の山梨県笛吹市中道朝採りトウモロコシ見学の旅 (2007年6月13日に行ってきました!)

社長の高知県夜須町へ温室スイカ見学の旅 (2004年2月に行ってきました!)

切干大根のある風景(社長の切干大根生産現場訪問) (2004年2月に行ってきました!)

社長の地球の裏側へグレープフルーツ見学の旅(前編) (2003年3月に行ってきました!)

社長の地球の裏側へグレープフルーツ見学の旅(後編) (2003年3月に行ってきました!)

社長の沖縄豊見城へ完熟マンゴー見学の旅 (2003年2月に行ってきました!)

社長の日帰りサツマイモ見学の旅

朝採り卵のある風景

茶市場潜入

完熟ミカンのある風景~小坂編~

完熟リンゴのある風景

完熟ブドウのある風景

完熟温室ミカンのある風景

社長の地球の裏側へグレープフルーツ見学の旅(前編)

グレープフルーツを見に、地球の裏側まで行ってきました!(前編)

袋に入った梨
3/10 もうグレープフルーツの花が咲いていました!


畑見学シリーズ、今回は頑張って地球の裏側まで行ってきました。
静岡から新幹線で名古屋まで行って国際線に乗って約14時間。
アメリカの南の果て、温暖なフロリダまで行ってきました。

畑見学好きになっている社長がレポートします。
名古屋空港の出発案内。 2003.3.8(土)朝、
市場へ行って仕入や配達の

仕分けをして午前10時前の新幹線に飛び乗り、
11時前に名古屋駅に到着しました。

名古屋空港行きのバスで出発の1時間前(11時40分)
に名古屋空港に着きました。


初めてのアメリカに出発。
時間ぎりぎりで、もう少し遅れたら乗れないところでした。
おかげさまで名古屋空港は天気はとっても良く、
うれしくて自分が乗る飛行機の写真を撮っちゃいました。

ノースウエスト航空72便、デトロイト行きです。


お昼の12時45分出発
晴天!出発します。
インディアンリバー 海なんです。 静岡を出て、約20時間。やっと着いた
フロリダ州べロビーチ。 
ここはアメリカ大リーグ、ドジャーズが
キャンプを張る町なんです。

国際空港のあるオーランドから車で約2時間。
通称インディアンリバーと言われるので川かな
と思いますがこれはなんと海なんです。

このインディアンリバー周辺がおいしいグレープ
フルーツが採れるとっても有名な場所なんです。
今回フロリダに訪問が実現できたのも、
高校の先輩、水野さんがフロリダマスターズと言う
グレープフルーツのパッカー(箱詰め会社)の社長を
していて、見学の面倒をみてくださったからなんです。
水野さんの会社 フロリダマスターズ
面倒を見てくださった水野先輩 母校静岡高校出身の水野さん(左)は、
約30年前、静岡県代表で甲子園に出場し、
準優勝したんです。

(決勝で広島商業に3-2で負けてしまいました)
(巨人にいた江川さんが高校時代甲子園で活躍した年)

その時水野さんは4番でキャッチャー。
紅光の杉山は、1年生でスタンドで応援していました。

現在、フロリダマスターズの社長です。

今回、たいへんお世話になりました。
何キロも先が見えないくらい広いグレープフルーツ
の畑です。天気が良くて、グレープフルーツ の
花が咲き始めとてもいい香りでした
グレープフルーツの畑
たわわに実ったグレープフルーツ たわわに実るグレープフルーツ 。
ブドウの実がなるようにいっぱいなるので
グレープフルーツ と呼ばれたのでしょうね。
収穫は、メキシコやプエルトリコから出稼ぎに
来ている人たちが一生懸命手で1つずつ
ていねいに収穫します。

木が大きいので収穫はたいへんな作業です。
収穫作業
杉山@こだわりの果物屋 紅光です。 杉山@こだわりの果物屋 紅光が記念に一枚、
グレープフルーツをバックに写真を撮りました。
畑になっていたのは、フレームと言う真っ赤な
グレープフルーツ 。


畑で食べるグレープフルーツは、
実がとても柔らかくジューシーで、甘かった!!


おいしい!を連発してしまいました。
フレームと言う品種。
洗浄ライン フロリダマスターズの選果場の写真です。
たくさんのグレープフルーツが洗浄され、
ひとつずつ上に見えるグレーダーと言う
外観を選別する装置にかけられます。
これが、紅光のホームページでもよく出てくる
糖度センサー通称、光センサー。
日本の三井金属製です。

長野県飯田市の梨の選果場も静岡県浜松市のミカン
の選果場も同じ三井金属製の光センサーが
入っています。
糖度センサー
箱詰め作業 手でていねいに箱詰めされます。


同じ大きさのグレープフルーツが落ちてくるので
ここの人は、同じ数を詰めて、箱詰めが出来ると
ベルトコンベアーに乗せます。
朝8時から10時まで働くと15分間休み時間があって、
またお昼まで忙しく働きます。
約80人が働いています。

出荷場の風景
コンテナへ詰め込み作業 出来上がったグレープフルーツは、
同じサイズをパレットに積み1パレット63ケース。

20パレットで合計1260ケースが1コンテナに
なって日本に輸出されます。
このコンテナは冷蔵コンテナで日本に約20日
かけて届くんです。
現地のグレープフルーツの価格よりも出荷にかかる
経費の方がばかにならないようです。

だいたいの流れがわかっていただけたと思います。
ここのフロリダマスターズは、良いグロワー(生産者)と契約しおいしいグレープフルーツを集めます。
そのグレープフルーツを糖度センサーにかけて選別し、箱詰めします。
現状では最高の選果機械を持つパッカー(箱詰め会社)です。
日本人が経営する会社は、考え方が現実的で日本の消費者が望む品質を提供してくれます。

水野さん3日間も泊めてくださってありがとうございました。

このフロリダマスターズのグレープフルーツ をたくさん紹介できるように頑張ります。

後編に(IMG-citrusの訪問記)

完熟グレープフルーツ 販売のページへ

社長の地球の裏側へグレープフルーツ見学の旅(後編)

グレープフルーツを見に、地球の裏側まで行ってきました!(後編)

袋に入った梨
3/10 もうグレープフルーツの花が咲いていました!


畑見学シリーズ、今回は頑張って地球の裏側まで行ってきました。
静岡から新幹線で名古屋まで行って国際線に乗って約14時間。
アメリカの南の果て、温暖なフロリダまで行ってきました。

畑見学好きになっている社長がレポートします。
消毒するためのゲート 2003.3.10(月)午後、午前中に訪問した先輩の経営している
フロリダマスターズに続いて
IMG-CITRUS(アイエムジーシトラス)を見学してきました。
紅光で紹介している完熟グレープフルーツ。

畑に入る農園のゲートに外から入る車が悪い菌を
持ち込まないように消毒剤をシャワーをかける装置です。

ここまでする?って、良いグレープフルーツを作るための
こだわりを感じました。
このグレープフルーツを栽培している
IMG-CITRUS(アイエムジーシトラス)の直営農園
6-WHEELS農園を訪れました。
6-WHEELS農園
6-WHEELS農園の生産者と紅光 6-WHEELS農園を管理している35歳の生産者です。
右は、紅光の杉山です。時差ぼけでちょっと疲れています。
ここのグレープフルーツの畑は、木がよく整備されていて
きれいに刈られているのがわかります?
てっぺんも側もそろっていますよね。
すべて機械で刈り取るそうです。
人間が一本ずつ出来る広さではないんです。

真中は水をコントロールする水路です。
多い時はここに流し、
足りない時はここから畑に水をやります。
グレープフルーツの畑-1グレープフルーツの畑-2
ヤニックさん 今回、この農園に連れて行ってくださったヤニックさん。42歳。
ヨーロッパなどにグレープフルーツを販売する担当だそうです。
収穫するのに車が入るので、通路はやや広いです。
3月はもう収穫の終盤で、この畑はほとんど収穫が
終わっていました。
木が大きいのがわかりますか?
杉山グレープフルーツの畑
グレープフルーツを積み込む機械 収穫したグレープフルーツは1.5メートル四方のコンテナに集められて
クレーン車で大型トレーラーに積まれ、パッキングハウスに運ばれます。
畑で育ったグレープフルーツは少しほこりで
汚れているので 洗剤を使って洗浄されます。

乾燥した後、皮が乾かないように保護する 目的で
ワックスがかけられます。

洗浄ライン(左)ワックスライン(右)
洗浄ラインワックスライン
選別ライン IMG-CITRUS(アイエムジーシトラス)は、
人間の目で外観の悪いグレープフルーツ を選別しています。
最初に一度選別をして、最後にもう一度選別します。
杉山@こだわりの果物屋 紅光も箱詰めに
挑戦しました。
上に流れてくるのは、いろんな空箱、
その受け持ちの箱に詰めます。
いろんな箱で出荷されるようです。

空箱が場内をぐるぐる回るさまは、回転寿司のコンベアに
お皿がのって回るのを想像してしまいました。
詰め込みラインで杉山詰め込みライン
出荷場の管理室 広いセンターを管理する制御室。
コンピューターがいっぱいあり、多くのテレビモニターで
監視しています。
検査室で、抜き打ちでグレープフルーツの
糖度と酸度を測定しています。
測定装置(左)測定担当者(右)
検査室の機械検査室のスタッフ
出荷前の冷蔵庫 ここは、箱詰めされたグレープフルーツを大型冷蔵庫で
すぐに冷やします。
冷蔵コンテナに十分冷却してから積み込みます。

予冷することで日本に到着するグレープフルーツの
品質が良くなります。
左の写真はIMG-CITRUS(アイエムジーシトラス)の
販売スタッフ。
杉山の右隣は、販売日本担当のメラニーサリンさん。
社長の娘さんです。

右の写真は、杉山を案内してくれたヤニックさん。
半日どうもありがとうございました。
販売スタッフヤニックさん
帰りの機内食 おまけ

帰りのノースウェスト航空の
機内食(デトロイト-名古屋)です。

帰りは、約13時間もかかりました。2度の食事が出て、
飲み物も自由に もらえます。無料を良いことに缶ビールを
4本とワインの小ビンを1本も飲んでしまい、かなり
出来上がってしましました。

747型機に350人以上の乗客に15人くらいの
スチュワーデスが世話にあたってくれます。
日本人スチュワーデスは2名乗務しています。

IMG-CITRUS(アイエムジーシトラス)は、身体にやさしく、安全なグレープフルーツを生産し、おいしい品質の高いものを日本に送ってきます。
完熟のブランドは、糖度と酸度のデータからレシオと言って食べておいしく感じるバランスの良い合格したグレープフルーツだけにシールを貼って日本に届けられます。
社長は、仕事で不在でしたが、フランス人のオーナーと言うこともあり、アメリカ人とは違うものの考え方をしています。
おいしいグレープフルーツを日本に届けるということは、いろんな努力なしでは出来ません。
何か一生懸命してくれる人がいるからできるんだなぁと感激して日本に帰ってきました。

前編に(Florida-Mastersの訪問記)

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朝どり卵のある風景

朝どり卵のある風景
安心卵は健康な親鶏から!

静岡駅から車で20分程度、安倍川を渡ってすぐの、向敷地と呼ばれる場所に鈴木さんの養鶏所があります。
ほんの数分しか走らないのに、緑がいっぱいの土地です。静岡ってまだまだ田舎だなーって思ったりして。
隣りの家の鶏小屋の卵を取って、そのままちゅるちゅると生で飲むというワイルドな幼少時代をすごしたふじこがレポートいたします。

鈴木さんちの養鶏場です。自宅のすぐ裏側に養鶏所があります。臭くないのかしら?って心配になるけど、どうやら大丈夫みたい。

窓が開いているのわかりますか?こうやって外気や自然の光を十分に取り入れているから鶏舎内は衛生に保たれているんです。

養鶏場外観別ショット。
こうやって見ると、本当に山の中って感じですよね。 実は私、 静岡市在住だけど、この向敷地に来たのは初めてだったんですよ。こんなところがあったのねぇー、って感じで一人で感動しておりました。

なんか、こう、周りの環境にマッチした暖かい感じのする養鶏場です。

日が差し込む明るい養鶏場内です。
そう、子供の頃、通学路に養鶏場があったのですが、そこはクサイ・キタナイ・クライという3Kな場所だった記憶があるのですが、ちょっとイメージ変わりました。・・・っていうか、全然違う。
なんだか明るくて楽しげな雰囲気なのですよね。とかく養鶏場や養豚場、牛舎などはドナドナの歌じゃないけど売られて行く悲しみがただよっているイメージがあるのですが、でもここは違うのです。ニワトリさんも元気一杯に暮らしている、って感じです。
広々しているんですね。
天井も高く、窓も開くので気持ちが良い。
確かにケージ内は窮屈そうだけど、
でもみんな元気一杯って感じです。
掃除がしっかりとされていて清潔に保たれているので好印象です。

トサカで元気かどうかを見分けるみたい。
ピンと立っているのは元気な証拠。

鶏たちの飲み水はなんと湧き水です。山からの岩清水をさらって、さらにレベルを上げるために磁器装置とミネラルたっぷりの石の中を強制湧水(噴水)させることによって、水の中の酸素量が多く、ミネラル豊富な弱アルカリ水になります。この水が鶏たちの飲み水になるのです。この水を飲むことによって卵の殻を丈夫にします。また、親鶏も骨格が丈夫で基礎体力が付きます。だから病気知らずの元気に育つのです。病気知らずだから薬要らず!理想的でしょ。

ホルモン剤や化学物質は一切与えていません。
鶏が元気だからそんな薬は必要ないのです。
餌は、中身のため、卵の殻のため、そして生んでくれる親鶏のために工夫されています。
自然配合飼料に酵母(キトサン・オリゴ糖・海藻など含む)を加え、時には、ニンニク、緑茶なんかも混ぜられたりするそうです。
いずれにしても、私たちが食べても健康に役立つものばかりです。 サルモネラ菌等に対する抗菌作用も追求しています。


この生まれたての卵が届くのです。

鶏舎が清潔だから卵もキレイ。

鈴木さんは洗卵せずに出荷します。
卵の殻の表面は、クチクラという薄い層で覆われています。 このクチクラが雑菌の購入を阻止してくれるのです。 でもこのクチクラは水溶性。水洗いすると溶けてしまいます。
ほら、親鳥が生まれた卵を抱いて孵化させるでしょ、その間卵が腐らないのはこのクチクラ層のおかげなんです。
卵にはちゃんと抗菌力があるんです。だから洗わなくても大丈夫、っていうのが鈴木さんの考え方です。 元気な親鶏から生まれた卵は安全、安心して食べられる。考えてみれば当たり前の話だよね。


鶏のフンは養鶏場の隣りにある小屋に運ばれて堆肥になります。
やっぱり雨の日や風のある日はちょっと臭いがきついけど、それ以外は大丈夫、って鈴木さんは言ってました。これもエサの工夫のおかげ? エサの緑茶に含まれるカテキンが消臭作用を施しているのでしょうか。

杉山社長、鈴木さん、そして鈴木さんの息子さんでの記念撮影。撮影係--ふじこ

親子で力を合わせておいしい卵を生産してくれているのです。鈴木さんご夫婦と息子さん、3人ですべての工程を手作業で行います。この丁寧な仕事だからこそ新鮮で安心であると胸を張っていえるのです。

紅光のお店でもファンが多い卵。それなりの理由があって、工夫があってこそおいしいんだなぁ、と感心しました。


鈴木さんちの朝採り卵 販売のページへ

紅光の完熟温室みかんのある風景

紅光完熟温室ミカン産地見学

温室ミカンの産地である横須賀まで足を運んでみました。
ここは横須賀。
米軍基地があることで知られる横須賀ですが、
ちょっと車で走るとけっこうのどかな風景が
広がっているんですねぇ。

そんなのどかな風景に出現した温室。
紅光社長の杉山が「温室ミカン日本一!」と
尊敬している名人のハウスです。

温室の外観
中を覗き見中を覗き見る。

きれいに整列してる・・・
白い糸で吊るされてる・・・

余談ですが、ミカン産地、静岡市郊外では
秋になると山の斜面がみかんでオレンジに染まります。
地元の子供達は学校帰りに畑のミカンをもいで食べてます。
きっとやってる。やってるに違いない。
そんなワイルドなミカンを見慣れている静岡市民にとては
この光景は少々カルチャーショックかも。

枝をしっかりと糸で固定されて、
きちんと並べられて育てられているミカン達。

これがあの見慣れたミカンと同じものなのか???

糸につるされたミカン
コンテナに植えられて水を切るためにコンテナ栽培されています。

これは紅光のトマトファンの方ならもうお馴染み。
「水分ストレスを与えて甘くなる」。
コンテナに植えることによって根に水分ストレスを与えます。
水分を必要最低限に控えると実がしまって
甘くなるそうです。

乾燥した土
この乾燥した土を見てください。
ここまでいじめられて甘くなるんですよ。
手出演-紅光社長 杉山公敏

ミカンの枝が糸でつられているのは、
青い実にたっぷりと太陽の光を当てるためなんだそうです。
葉の陰にならないように糸で吊って調節します。
太陽をいっぱい浴びればそれだけ色の濃い果実になります。
あと、果実のなっている枝の角度(上向きか下向きか)を調節
することによって、甘さが均等ので大きさもそろった実に
なるそうです。
糸
アップ
表面がゴツゴツしていて、
皮が薄くて剥きにくいミカン。
これ最高においしいミカンの証拠。
実際、このようなミカンを「きくみかん」と呼び、
(これは菊の花のように見えるからそう呼ぶそうです)
通の人には糖の高い証拠として認識されているそうです。
うん、私の認識は正しかったようです。
そんな「きくみかん」がいーーーっぱいの温室内。

皮までまるかじり。
(横須賀の温室ミカンは徹底管理された低農薬、
安全な食品添加物のワックスを使用しています。
だから丸かじりOK。でも丸かじりは洗ってからにしてくださいね。)
・・・。
これはねぇ、ミカンじゃない、なんだろう?
お菓子???

正直、ちょっと堅苦しい感じを受けました。のびのび育っている(というか育ち放題)のミカンの木を見ているからでしょうか。また、静岡の人間の特徴なのでしょうか、甘いだけのミカンは物足りないという印象があるのです。
こんなこと言って、この温室ミカンを売っているのはどうか?って怒られそうですね。
この横須賀の温室ミカンを手にしていると、一つ一つがまるで「作品」のように感じられます。料理人は野菜や果物といった素材を調理して一つの作品(料理)を仕上げますが、このミカンは栽培することが調理であって、出来上がったミカンは素材ではなくすでに一つの作品になっているような気がしてきました。ここまで徹底して栽培出来るというのはすごいなぁ、と心から思います。やはりこのミカンは私の知っているミカンとは別のものです。
ミカンとしてではなく、なんだろうなぁ、「ミカンα」として、一個食べたらもう一個食べたいという衝動にかられるものなのです。


すっごく甘い田中さんちの温室ミカン 販売のページへ

完熟巨峰のある風景

紅光の 完熟巨峰のある風景(2002年度版(改良バージョン))

ミカンの畑しか見たことのない静岡市民にとって、
ブドウ畑というのはここまで「ワクワク」感を与えてくれるものなのか、 と感動した巨峰畑見学。
紅光の杉山は、 2002/9/7、家族で生坂村へ行きました。
新たな写真を加え、2002年度版(改良バージョン)でお届けします。


ハウス入り口 ブドウのハウスです。
でもハウスといっても屋根のみに
ビニールを張って屋根にして、
雨よけにします。
雨がかからないと
粒が大きくなって
味がよくなるんだそうです。
ビニールをはずしてあるのは、
もう収穫の時期を迎えるからです。
このビニールは3年間活用します。
大事に使っているんですよ。
実には袋をかけて育てます。
病気や虫の被害を防ぐために
必要最低限の農薬を使いますが、
袋をかけて実にかかる農薬が
少なくなるようにしています。
もちろん農薬は収穫の時期になったら
一切使っていませんので、
安心して召し上がってください。
袋がけ巨峰
草ぼうぼう 除草剤は使いません。
だからブドウ棚の下は雑草がぼうぼうです。
でも雑草はこのまま生えさせておくわけにはいきません。
ちゃんと草刈をするんですよ。
手間はかかりますが、
少しでも安全なブドウを生産するための努力です。
こーんなに広地土地が
ブドウ畑に生まれ変わろうとしています。
以前は桑畑だったそうですが、
養蚕がだんだんと衰退して行き、
土地との相性が良い巨峰の生産が
行われるようになりました。
収穫の時期には
巨峰祭りも行われるそうです。
村をあげて、「巨峰の村」として
がんばっているのです。
生坂村
生産者といっしょ

2000年の3ショットは、
生坂村で新規就農した生産者の小林さん(中)
と神戸さん(右)です。 左は紅光、杉山社長。
二人とも就農前は(エリート!)サラリーマンでした。
まず、ブドウ栽培の一年間の流れを経験し、
3年をめどに独立。 ブドウつくりは、
「花が咲いてから袋かけをするまでの六、七月が
特に重要」 とのことです。

2002年9月7日の3ショットです。
小林さん(左) 安坂さん(中央)紅光の杉山(右)
規模もだんだん大きくなって、最初は、2反(600坪 )が
5年経って7反(2100坪 )になりました。

生産者といっしょ
生産者といっしょ生産者といっしょ生産者といっしょ
生産者といっしょ
小林さんの奥さんと息子さん

2002年、9/7紅光ファミリーで生坂村に行ってきました。
(左上)高津山森林公園より見た小林さんの畑
(上真中)高津山森林公園のバンガロー
      ここに泊まりました。きれいで最高!
(右上)うちの次女実穂とかあちゃんです。

9/7夜遅く生坂村のバンガロー泊まり、朝畑を見て、いろいろ話をして、静岡に戻りました。
いつか紅光のお客様とお泊り見学会ができたらいいなぁと思いました。


わくわくするブドウ棚 今回は農業公社の方ともお話をさせていただいて、
自分たちの村の村おこしにがんばっている姿を見てすばらしいなぁ、と思いました。
とれたての実をほおばると、甘さが口いっぱいに広がって、とってもおいしい!
冷蔵庫で冷やせばパクパクいけちゃいます。
まだまだ技術的には未熟かもしれませんが(でも十分甘いです)、
この先、今よりももっとおいしい巨峰が採れるに違いない、と確信した畑見学でした。

生坂村の完熟巨峰販売ページ


完熟りんごのある風景

完熟リンゴのある風景
ハイエース 行ってまいりました、リンゴを求めて長野まで
足はこの「ハイエース」。今日は収穫したての王林を積んで帰ります!
商品の納めから始まり、布団を積めば日帰り旅行のためのベットになります。
長野県北佐久郡立科町。ここで杉山社長の大学時代の友人の柳沢さんがリンゴを作っています。
ふじの木王林の木 リンゴの甘い香りがぷーんと漂ってくるリンゴ畑。
リンゴってこんなに薫り高い果物だったんだっけ?と感動してしまいます。

代々、リンゴ農家を営んでいる柳沢家。
紅光で扱っている紅玉、王林、ふじ、など、色んな品種を栽培しています。

柳沢家のこだわりは、無袋+樹で完熟。
色が付くまでリンゴ取るな」が家訓だそうです(???)。

葉が茂りすぎているとせっかく無袋で育てている実に太陽の光があたりません。
そこで、まわりのある葉を取って、太陽の光がたっぷりと果実にあたるようにしています。
いったい何個リンゴがあるんだよー。って思いますが、
一つ一つ手を掛ける、この手間がおいしいリンゴを生むわけです。

葉っぱがいっぱい
葉を取る前
葉を取ったところ
葉を取った後
鳥にくわれたリンゴ おいしいリンゴには敵がいっぱい。
これは鳥に食べられてしまったリンゴです。
なぜかこういうリンゴが一番おいしかったりするんですよね。
我が家の家のミカンも、鳥が食べる木のミカンが甘くておいしいんだよ。
本能で探し当てるんでしょうね。すごいよね。
柳沢ファミリー ちなみにこのショットは柳沢ファミリー。
鳥ほどではないけれど、リンゴをつまんだりしているのでしょうか?
つっかえ棒 たわわに実ったリンゴは木がささえきれなくなってしまいます。
これはつっかえ棒をしているところ。
台風被害でリンゴが落ちた、とかニュースになっていたりしますが、
そりゃ、これだけたわわに実っていたら風や雨でポキッと折れちゃいますよね。
リンゴを無事収穫するにも、色んな努力が必要なんだなぁ。

そういえば、ロッキーチャックが住んでいたのはリンゴの木でしたね。
小さい頃、ロッキーチャックの家に住むのが夢でした。

収穫の様子収穫の様子 1個1個丁寧に収穫されます。
収穫の様子収穫の様子 収穫されたリンゴは畑で2等品(傷もの)と秀品とに分けられます。
トラックで出荷 そして、軽トラに乗せられて、出荷場へ・・・。
でも でも紅光ではこれをショートカット。
「私が静岡に畑から直接運んで来ちゃいました。」(by 杉山社長)

リンゴの畑の甘い香りは本当にうっとりしてしまいます。
紅光からお届けする箱をあけた時、この香りを体験していただけるのを祈りつつ、大事に大事に箱詰めしてお届けします。

リンゴの木をみると、ロッキーチャックを思い出す、1970年生まれのふじこのレポートでした。


完熟りんご 販売ページ


紅光の完熟ミカンのある風景-小坂編-

紅光の完熟ミカンのある風景 ~小坂編~

東名高速道路の静岡市と焼津市の境にある日本坂トンネルの静岡側の斜面。
ここは、 昔からおいしいミカンが採れる場所で有名でした。・・・でした???今はそうじゃないの?
いやいやそんなことはないんだけどね、ミカン農家の高齢化が進む現在、労働条件の過酷な斜面のミカン畑を
維持する人が少なくなってしまっているのです。

でも、そんな寂しい状況下でもがんばっている人はいます!それが紅光杉山社長のお友達、糟屋さんなのでーす。

小坂地区とは?

糟屋さんちのミカン畑から、自宅のある小坂地区を臨みました。
位置関係はこんな感じ。
次回東名高速を走る機会がありましたら、是非、意識してみてください。
こんなところで紅光のミカンは収穫されているんだよーってね。

これは小坂のミカン畑から駿河湾を望んだ画像です。

駿河湾から登ってくる朝日をサンサンと浴びてミカンは育ちます。

斜面のミカンは水はけもよく、日照時間も長いため、
おいしいミカンになるのです。

ミカン畑

この斜面がおいしいミカンの秘密ですが、ミカン農家が減っていく理由でもあります。
収穫するのも大変。(そう、畑まで人間が辿り着くのが大変なんだから。)
収穫したミカンを道路まで運び出すのも一苦労です。

あたしは久しぶりにミカン山に登ったので、すっかり息があがってしまいました。あぁ、なさけない。→
こういうところを歩くときは、私なんかより、おばあちゃんやおじいちゃんの方がよっぽど軽快に歩くので不思議です。鍛え方が違うから、なのですよね。(それにしても動けない私・・・。)

でー、大活躍なのが、このモノラック。

斜面の畑にはこのモノラック用のレールがちゃんと敷かれていてこれで収穫したミカンを道路まで運び出します。

私は小さいころ、これに乗りたくて乗りたくてたまりませんでした。
でも、これはけっこう危険です。事故の話もたまに聞きます。だからめったに乗せてくれませんでした。

今となっては、あまり見かけなくなってしまった光景です。

仕事人

仕事人、糟屋さんです。背景は小坂の山々。
(撮影:杉山社長)

杉山社長と糟屋さんは古くからのお友達です。お二人の会話を聞いていると、「このミカンはまずいなぁー(パクパク)」「お、こりゃうまい(パクパク)」「高く買えよ」「それは好きなだけ持っていけ」・・・と、愉快愉快。社長も気兼ねなく意見を言えて、でも糟屋さんの仕事に対する尊敬の念は忘れないから、生産者にとっても、お客様にとっても、利益のある商品が提供できるのでしょうね。

なくてはならないもの

これ、何か知ってる?

「ビク」と呼んでます。ミカンを収穫する時にこれを肩から下げて切ったミカンをこの中に入れます。昔は竹(だと思います)で出来たものを使っていましたが、今は軽いビニール?(プラスチック?)製になりました。

選果(せんか)機です。

ミカンを収穫して、そのまま出荷するわけにはいきません。大きさを選別しなければなりません。その作業を「選果(せんか)」と呼びます。
この作業を自動化してくれる機械です。

うちはこういった選果機がないので、両親は手で選果をしています。最近は収量が少なくなったからいいけど、私が小さい頃は夜遅くまでこの作業をしていたことを覚えています。

持ってきちゃいました

同じ静岡市内で、車で20分ぐらいで行けるので、紅光では、直接引き取りに行ってます。この作業をこの冬は何回やるのでしょうか。

おいしいみかん

太陽の光をいっぱい浴びて、必要最小限の農薬のみで育てたミカンです。できることなら、皮まで食べてこの冬の健康管理にお役立てください!

レポーターミカンの木に幼い頃の思い出を重ねるふじこのレポートでした。


完熟みかん 販売ページ

茶市場潜入レポート

茶市場潜入レポート

「日本人はやっぱりこれだねぇ~」なんて言いながらズルズルとすするお茶。5月になると静岡では至る所で新茶の若葉が美しく輝いております。そんな皆様の食卓に欠かせない緑茶が売買されている場所、それが静岡茶市場です。

靜岡市は茶の産地でもありながら、古くからのお茶の集散地で、茶問屋が数多く存在する場所でもあります。茶問屋が集中している地域には「茶町」と呼ばれる地名もあるんです。静岡県内だけでなく、全国からお茶が集まってきては茶取引が行われています。そうそう、静岡の天気予報には、「遅霜予報」っていうのが必ずあるんです。これは新芽の霜の被害を防ぐための予報です。新茶の敵は「霜」なんです。

話がそれました。そんな「茶のメッカ」静岡の茶市場に紅光杉山社長が潜入してまいりました。普段あまり見ることのない茶の取引の様子をご紹介しますね!

果物の競(セリ)にはなれている社長もちょっと勝手が違ったようですよ。


靜岡市北番町にあります、茶市場です。
紅光からは車で3分くらい、けっこう近いです。

朝の5時集合。果物の市場に行くのもこんなに早くないのに、杉山社長、頑張りました。早起きです。

この市場では、「荒茶」と呼ばれる製品になる直前の茶が取引されます。お茶屋さんの茶商がここから荒茶を仕入れ、最終工程の「火入れ」をして、そのお茶をブレンドして皆さんの手元に届く製品に仕上げます。

杉山社長のお知りあい。渡辺さんです。いきなり畑違いの市場に行っても「誰だ?」と思われてしまうので、社長が根回ししました。

静岡だけでなく、佐賀、宮崎といった全国の色々な茶産地から荒茶が送られてきます。

茶葉のテイスティングです。同じ大きさの器に茶葉を一つまみ入れ、熱湯を注ぎます。

スプーンで茶をすすり、その味を確かめ、茶殻の色や香り、品質をチェックします。

テイスティングした茶葉の産地、値段を確認してから取引となります。農家からの希望価格が記載されていますが、その通りの値段で取引されるか、値切られるのかここでのかけひきが値決めの重要なポイントとなります。

皆さんが普段飲んでいるお茶はここでどんな値段をつけられたお茶なのでしょうかね。。。


杉山社長の感想としては、「茶市場のセリは静かだ」でした。わびさびの世界だからなのでしょうか。(意味不明)

日本にイギリスを見た感じがしますね。紅茶だと、ダージリン、セイロン、アッサム・・・と茶葉による味の違いがわかるって方も多いかと思いますが、日本茶って意外に意識しませんよね。茶市場で働いている人々の舌にお茶の味がかかっているんだなぁ、と認識しました。


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